自己紹介

たいら建築相談所

この度は、数あるWEBページから、

私のブログにアクセスいただき、ありがとうございます。

自己紹介

私は、たいらと申します。

本業では主に、建築物の審査員をしております。

  • 一級建築士
  • 建築基準適合判定資格者
  • 省エネ適合性判定員
  • 住宅性能評価員

の資格を、仕事をしながら取得し、

確認申請、完了検査、省エネ適判、住宅性能評価

など、延べ数千件の審査や検査の業務に携わっています。

 

このブログのテーマ

多数の実務経験を活かすべく、副業として

  • ブログでの情報発信
  • 省エネ計算書の作成代行

などの活動に打ち込んでいます。

このブログでは、

“建築に携わる人の省エネに寄り添う”

をテーマに、

建築物の省エネ性能や計算方法を、身近に、

そして分かりやすいと感じてもらえるよう、活動をしております。

 

ただ、このように書いていると、

「審査員だから、省エネに詳しいだけなんじゃないの?」

「才能があるから、そんなことが言えるんじゃないの?」

といった声をいただきます。

 

私も、昔は思っていました。

しかし、それは勘違いであることに気づきました。

 

そもそも、私はそんなに器用で、才能のある人間ではありませんでした。

本来は、建築物の審査員なんてできるような人間ではなかったのです。

ここでは、そんな私の過去の経験と、

どのようにして今の職業に就くことができたのか、紹介をさせていただきます。

 

これを読めば、才能が無い普通の人間でも、

省エネ計算ができるようになることが理解できるかと思います。

 

容姿が原因で仲間はずれにされていた幼少期

幼少期のいじめ

社会人になって、周りの人から昔の話とかを聞くと

「子供の頃は、何も気にせず、楽しく過ごすことができた」

なんて話を聞きます。

 

ただ、そのような話を聞くと、私はうらやましく感じてしまいます。

なぜなら私には、幼少期に良い思い出がほとんどないからです。

 

もともと肌の色が白かった私は、「色白で貧弱そうだから」

という理由で、仲間はずれにされていたことがその理由です。

 

幼稚園の先生は仕事で忙しく、両親は兄妹のお世話で忙しく、

私の伝え方も下手だったために、誰も手を差し伸べてはくれませんでした。

ただただ、寂しく過ごしていたのを覚えています。

 

幸い、両親の引っ越しにより、数年でこの生活から脱却することができました。

現在は、これまで積み上げた行動のお陰で、それなりの生活を送れていると思います。

しかし、寂しい思いをしていた当時の記憶は、

私にトラウマとして植え付けられていると、今でも感じます。

 

社会に絶望した新卒時代

社会に絶望した新卒時代

たまたま両親が引っ越ししたお陰で、いじめの生活から脱却することができました。

それ以降、あまり友達はいませんでしたが、いじめられることはありませんでした。

都会から地方へ引っ越しをした影響か、周囲の人が私に寛容だったのだと思います。

 

そんな私も、企業から内定をもらい、社会人としての一歩を踏み出すことができました。

就職したのは地方の建設会社。私は施工管理技術者として採用いただきました。

当時は、都会での良い経験がなかったこともあり、

「”地方のため”になる仕事に付きたい」と考えていたのを覚えています。

 

無事に就職はできたのですが、その会社がいわゆる”ブラック企業”でした。

朝6時に出勤し、夜23時~24時まで働き続ける日々が続きました。

起床は4時30分、就寝は1時過ぎであったため、寝る時間も十分にとれませんでした。

その内、帰宅するのも辛くなり、現場事務所に泊まる日も多くありました。

髪もひげも伸び、清潔感なんて1㎜も感じられない見た目となってしまいました。

 

「多少辛い仕事でも、頑張れば何とかなるだろう」と、

軽い気持ちで職場を選んでのは、軽率だったと今でも思います。

結果、数少ない友達とも会う時間もとれず、

あまりにも自分の時間がとれない職場環境に、絶望していたのを覚えています。

 

仕事に追われて資格取得の勉強ができない

時間がない

「このまま働き続けるような人生は嫌だ!」

そう思った私は、何とかしたい一心で、自分の人生設計をしてみることにしました。

 

人生設計の中で、ふと【建築確認】という仕事が頭に浮かびました。

学生時代に少し勉強したことのある、建築物の法律に関連する仕事のことです。

従来は行政にしかできない仕事でしたが、現在は民間企業も実施ができるとのこと。

そのような民間企業を【指定確認検査機関】ということも知りました。

 

「自分は設計には向いていない」

と感じていたこともあり、指定確認検査機関を転職先として探すことにしました。

 

しかし、転職はそんなに上手くいきません。

「一級建築士の資格を取得している」ことが中途採用の用件となっているのです。

調べた限り、中途採用の募集を出している全ての審査機関で、この条件の提示がありました。

 

当時の私は、一級建築士の資格なんて持っていません。

まずは試験に合格するための勉強をしようと、資格取得のスクールに入学しました。

しかし、仕事の状況は変わりません。

学校にも通えず、月に1日の休みを利用したテキストの勉強も、ろくに進みませんでした。

当然、試験は不合格です。100万円近くの大金を浪費してしまいました。

 

当時はかなり落ち込みました。

「自分の人生はこのまま変わらないのだろうか」

「自分には才能がないのか」

私は、自分の人生を嘆きました。

 

ただ、ここであきらめては、自分の人生も良くなりません。

「何とかして、仕事をしながら試験勉強を続ける方法は無いか」

そう思い、試行錯誤を続けた結果、

  • 学科試験:1日15分程度の勉強時間
  • 製図試験:1日1時間程度の勉強時間

で、2度目の試験に合格することができました。

 

試行錯誤の結果、勉強の“やり方”を変えたことが、合格の要因でした。

今思い返すと、この”やり方”をあらゆる分野に応用したお陰で、

今の自分があるのだと感じております。

 

資格を取得して省エネ計算ができるようになった理由

資格取得と省エネ計算ができるようになった理由

冒頭にも書いた通り、私は現在、審査員という本業をしながら、

“建築に携わる人の省エネに寄り添う”

をテーマに、ブログにて情報発信をしております。

 

職場環境に絶望し、仕事に追われて勉強時間が確保できないような状況から、

  • 資格を取得して
  • 指定確認検査機関への転職を実現させ
  • 延べ数千件の審査や検査に携わっている

なぜ、これらのことを実現できたのか?

 

とにかく、行動し続けたこと

これが、私の人生を変えた、たった1つの要因です。

1つ1つは小さなことでも、それをやり続けることで、

やがて大きな成果に結びつきます。

 

これからも、自身の目標達成のため、皆さんの人生をより良くするために、

行動をし続けていこうと考えております。

 

テーマを掲げて、このブログを始めたも、これらの行動の一環です。

普段、審査員の仕事をしていると、

  • 国のホームページは情報量が多く、省エネ基準についてよく分からない
  • 省エネの計算方法は何種類もあり、覚えきれない
  • テキストは分厚いし、勉強する気が起きない
  • 他に大事な業務があるため、手が回らない

といった声を、多数いただきます。

 

全て、その通りだと思います。

国は、2050年のカーボンニュートラルのために、

建築物のエネルギー性能の向上を推し進めています。

2025年には、全ての建築物に対して省エネ基準への適合義務が課せられ、

その基準は、2030年に向けてどんどん引き上げられていく予定となっています。

 

これまでの業務に加え、さらに省エネのことも考える必要があるのです。

  • 建築に携わる皆さんが省エネのことを理解して、身近に感じていただきたい
  • 業務の負担を減らし、建築に携わる皆さんの”業務の省エネ”の役に立ちたい
  • 建築物の省エネ性能向上の役に立ちたい

これらのことを、情報発信により、実現していきたいと考えております。

今後とも、建築物の省エネに関する役立つ情報を、発信してまいります。

皆さんの応援をいただけますと幸いです。